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一戸建てでの住まい方を選ぶ

 人にはそれぞれの価値観やライフスタイルがあるように、夢のマイホームにどのような住まい方を求めるのもさまざまです。自分にあった「住まい方」を選ばなければ、快適に暮らしにくいことはもちろん、日々の暮らしに何らかの支障がでてしまうこともあるかもしれません。「住まい方」は日々の暮らしまで左右する重大な要素です。
 一戸建てにおける「住まい方」は、「平屋建て」「2階建て」「3階建て」、それぞれの特徴をよく理解したうえで、慎重に検討したいものです。


  1. 理想的な住まい方「平屋建て」の特徴
    • 食事や洗濯、寝起きなど、毎日の生活が1階だけでおくれます。
      歳をとった時にも階段ののぼりおりがないため、体に優しい建て方でしょう。
      日当たりさえうまくとれれば、理想的な住まいといえます。
      建築費は、少し割高。「建物を支える基礎」や、「屋根」の面積が増えることから、総建築費が高くなります。
      平屋建ての40坪の場合、「基礎」は40坪分必要で、「屋根」も40坪分必要になります。
      1階と2階が同じ大きさの2階建て40坪の場合は、「基礎」は1階の20坪分だけ、屋根も2階の20坪分だけですみます。
      また、平屋建てはある程度大きな土地を必要としますから、土地代も割高になります。
  2. 一般的な建て方「2階建て」の特徴
    • 土地代や建築費が高い日本では、現在最も多い建て方です。
      小さな庭と駐車場をとると、土地の大きさや、家族人数によっては必然的に2階建てになる場合が多いようです。
      周囲に建物が隣接している敷地では、各部屋に一定の時間帯しか日が当たらないことが多いので、それぞれの部屋の使い方を考えて配置することがポイントです。
      また2階を寝室や子ども部屋とすることが多く、その場合、夜は1階に誰もいなくなってしまいます。
      1階部分の防犯対策をしっかり考えておくことが大切です。真夜中、1階に泥棒が入ったのに誰も気がつかなかった、という話もよく耳にしますから、注意しておく必要があります。
  3. 土地を有効活用する「3階建て」の特徴
    • 都心部のように密集した狭い土地では、敷地を有効活用するために3階建てにする場合が多めです。
      敷地が狭いので、1階部分に玄関や駐車場をとると大きな部屋はとれないことがほとんどです。
      となりの建物や周囲の状況から、日当たりもあまり期待できない1階部分に寝室や浴室、洗面所などをとり、日当たりの良い2階にリビングを設けることも、今ではそう珍しくありません。
      また、庭がとれないかわりに屋上に大きなバルコニーをとることもあります。 ここで3階建てで気をつけたい最大のポイントは、これからずっと1階から3階までを行き来することになります。
      毎日使う廊下や階段が生活に支障なく通れるかどうか、近くにあると便利なキッチンや洗面所、浴室などの各水まわりが、あまりにも離れすぎていないか、よく検討しておく必要があります。

 同じ一戸建てとはいえ、その住まい方にはずいぶんと違いがあります。
 どんな住まい方を選ぶにしても、永く快適に住める住宅かどうかという視点が大切です。
 永く快適に住める住宅かどうか。それはこういったことです。

  • 骨組みがしっかりした建物であること。
  • 歳をとったとき、体に負担がかかることなく、毎日のストレスになることなく、生活ができるか。

 たとえばリビングや各部屋を大きくとりすぎると、廊下や階段にしわ寄せがくることもあります。
 万が一、体が不自由になったときに簡単に廊下や階段を広げたりすることができません。
 また、毎日使うトイレや洗面所、お風呂などにしわ寄せがくると、日々のストレスとなり、思った以上の不快感となってしまうことだってあるかもしれません。
 住宅とは本来、家族が安心して永く快適に暮らせる場所です。そして心安らぎ、楽しく暮らせる場所です。
 永い将来のことまでふまえた住まい方が反映されていることが大切です。
 いつか歳をとり、体が動きにくくなってしまったとしても、簡単に手すりをつけられたり、廊下を広げられたり、といった建物であれば、将来にわたって安心して住み続けられるでしょう。
 その建物や特徴は、今の自分と将来の自分がのぞむ「住まい方」に応えてくれるものなのか。
 じっくり検討してみてはいかがでしょうか。



住んでいる人に聞いてみる

 実際にお住まいになっていらっしゃるその家の方に、住み心地を嫌味のない程度に聞いてみましょう。



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 その物件の売主(施主)に、これまでその会社が分譲した同グレードの物件(できれば築後数年経過しているものが望ましい)を内見させてもらい、細部を細かくチェックすることをお勧めします。